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ー北欧家具  Y チェア カリモク60 ー 家具修復修復のコンフォートマート

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※毎週水曜日・金曜日は定休日となっております。
※ご注文に関しましては定休日なしで受け付けております。

カールハンセン&サンについて(工場見学を終えて)

工場見学のわけ

コンフォートマートではお取り扱いをさせて頂く前に殆どの場合、製造現場に足を運ぶことにしています。そして、現場を見る事は大事なことなのですが、メーカーの代表の方とお話をさせて頂き、どんな思いで家具を作っているのか、また私達のような小さな販売店に対してどんな反応を示すのかを注意深く観察することにしています。

はっきり言いますと、代表の方の中に「この販売店小さいから」と少しでも思っていると、不思議ですが、何故だか態度や言葉に表れます。まず、メーカーの中には代表に会わせてもらえないところもあります。そんなメーカーとは一切お取り引きをしません。

家具メーカーにしてみれば、私達は数限りなくある販売店の、しかもその中でもかなり小さい部類に入る一つでしかありません。商売的には私達とお取り引きをしなくても、全く大丈夫なのです。ですが、多くのブランドを扱わない私達にとってメーカーとは唯一の存在です。立場上は違えど、一人一人のお客様へいい家具を提供するという目的は同じであるはずです。もし、メーカーが取扱高だけで販売店を差別するなら、そのメーカー、実はお客様に対しても「沢山買って頂いたお客様が優先」というあってはならない考え方を持っていると推測できます。

1円のものを買って頂いても、100万円のものを買って頂いて、そのものに対する思いが同じなら、お値段なんて関係ないと思いますし、買って頂いたお値段でお客様を差別するなんてあってはならないことです。

現場に行くとだいたいその雰囲気でわかります、コンフォートマートと上手くやっていけるかどうか。

写真のカールハンセン&サンの代表のエリック・ハンセン氏とは社長室で3時間程お話をしました。どの販売店も差別しない、そして、カールハンセン&サンが作る家具を選ぶお客様一人一人を非常の大切にする繊細な感性をお持ちな人でした。

カールハンセン&サンの工場をあとにした私達は是非、皆様にこのこの工場で、そしてこの代表の指揮のもと作られる家具を皆様にちゃんとご紹介したいと強く思いました。

とてもいい工場見学でした。

創業期

創業者のカールハンセンは1907年のデンマークのオーデンセに家具工房を持ちます。家具職人だった彼は自ら工房に毎日出て、他の職人と一緒に家具の製造をしていました。創業時から1949年にウェグナーデザインの家具を製造するまでは、イギリスからのクラシック基調の家具の製造を主としていました。創業時のカールハンセンは基本的に椅子工房です。

その当時に製造していた家具の多くをデザインをしていたのが「Frits Henningsen」(フリッツヘニングセン)です。現在でもその当時から作り続けているものも製造しています。それは「FH419 ”ヘリテージチェア”」です。

その他、当時製造していたもので「CH 18A」があります。

現在では海外のオークション等で高値で取引がされています。

世界大恐慌

アメリカから始まった1930年代の世界恐慌の波はデンマークにも襲いかかり、カールハンセンの会社経営も例外ではなく、非常についら時期を過ごしました。そんな中、カールハンセンは心臓発作で倒れてしまうのです。一命と取り留めたカールハンセンは次男のホルガー ハンセンに会社の行く末を託すことにしたのです。ですが、ホルガー ハンセンに経営が変わったとしても、経営難が解消する訳でもありません。苦しい中、ホルガー ハンセンが考えたのは海外への輸出です。でもその戦略はスウェーデンへの少しの輸出だけで終わってしまうのです。

この状況を救ったのが、アメリカのミシン製造メーカーの「シンガー」です。シンガーミシンのある特定のモデルのウッドケースの製造を任されたのです。

CH22、CH23、CH24、そしてCH25

第二次世界大戦が始まります。この頃、カールハンセン&サンはアイヴィン コル クリステンセン(後年はポールケアホルムと契約を結び、現在のポールケアホルムの功績の一助を担う事になります)という有能な営業マンと契約を結び販売活動に力を入れ出そうとしていました。同じ頃、家具業界ではウェグナーやフィンユル、そしてモーエンセン等が注目を浴び出していたのです。この家具トレンドを嗅ぎ付けたコル クリステンセンは、これまでの「保守的な家具」の製造ではなく、新しいトレンドに乗ったこれまでにはない新しい家具を作る事がこの会社の将来を築くことになると工場に説き始めました。そして、1949年にコル クリステンセンは必死の思いでカールハンセン&サンの代表のボルガーハンセンとウェグナーとのミーティングをセットアップしたのです。このミーティングがこの会社の将来にとってとてつもなく大きな影響をおよぼすことになるとは誰も想像していませんでした。もともと木工職人だったホルガーハンセンは、同じく木工職人であったウェグナーと話が大いに盛り上がり、すぐにホルガーハンセンはウェグナーにオーデンセの工場に来て欲しい旨のことを伝え、それがすぐにかない、ウェグナーはオーデンセの工場に出向き、すぐに最初の椅子であるCH22、CH23、CH24(Yチェア)、そしてCH25をデザインしました。

CH24(Yチェア)の誕生

Wegerは1943年に、Fritz Hansenから、ある依頼を受けます。「バックレストが曲げ木で長く、そしてそのバックレストに後ろ脚が直接繋がっているカフェチェアをデザインしてくれないか?」という依頼です。当時、Firtz Hansenは「Dan Chair(Model 261)」を作っていましたが、その応用する椅子としてバックレストと脚が分かれている椅子を作りたかったのです。

この時期、WegnerはモーエンセンがデザインしたJ39のようなシェカーチェアであったり、ウィンザーチェアをデザインしていました。

このようなシェーカーチェア/ウィンザーチェアをデザイしていたWegnerが注目したのは、古代中国の椅子です。長い曲げ木がバックレストとして使用され、そのバックレストに直接後ろ脚が繋がっているのです。古代中国の椅子とウィンザーチェアの要素を兼ね備える椅子でFirtz Hansenの要望の応えたのです。その椅子が「China Chair」です。

この椅子ができた5年後、カールハンセン&サンからこのChina Chairに似た椅子をデザインしてくれないかとの依頼が舞い込みます。それでデザインされたのが「Y チェア」だったのです。

大量生産されるべくデザインされた椅子にもかかわらず、クラフトマンシップが感じられ、またエレガントな雰囲気も持っています。

China Chairと大きく違う点は、Yチェアは食卓椅子としてデザインされている点です。テーブルと使って頂いた時にこの椅子の良さが分かります。強度があるにもかかわらず、テーブルに椅子を差し込んだ状態で、身体を座面に滑り込ませやすい、また座っている位置からテーブルに椅子を差した状態でも身体を立て、すり抜ける事ができます。

背面にある「Y」の形をした背板はその当時Wegnerがデザインしていたウィンザーチェアの名残です。また、座面のペーパーコードはシェーカーチェアに使われていた「ジュード」編の座面を応用しています。

様々なスタイルの椅子の要素がWegnerという媒体を通して、出来上がった最高傑作です。またお値段も他のWegnerの椅子と比べお安いのです。

今でも世界で一番販売数の多い、Wegnerデザインの椅子です。

Wegnerってどんな人?

当時まだ小さかった今の代表のクヌッド エリック ハンセンは当時会ったことのあるウェグナーについてこう言ってます。「あの人、全然しゃべらなかった」。普通、小さな子供を見た大人は「可愛いねー」とか言って来るものなのですが、「彼はいつも真面目で、優しい一面の彼を僕は全く知らない」ということです。実存するウェグナーを知らない私達からすると、何故か不思議な感じがします。雑誌等で読む多弁なウェグナーのイメージとは実際は違っていたのかもしれません。ウェグナーは職人気質であまり多くは語りたがらない性格だったのかしれません。或は、エリックがやんちゃすぎてウェグナーが「手に負えない」と思っていただけなのかもしれませんが・・・。

ほんとは作るの大変だった

ウェグナーによる最初の椅子がデザインされ、ボルガーハンセンは工場に持って行き、意見を聞いたと言います。その時の意見は「こんなの売れない!」が大半だったそうです。そして、まだ当時生きていた創業者のカールハンセンからもダメ出しをされたそうです。ですが、ボルガーハンセンは「これしかこの会社の将来はない!」と自らの意思を貫き、そして製造に対して大反対だったカールハンセンに対して多額の退職金を支払うことを条件に一切会社の経営に口を出さないことを約束させました。

今の代表のクヌッド エリック ハンセンは当時皆が反対した理由をこう語ります。「Too modern」。「デザインがモダンすぎる」です。それまで、イギリスから伝わる伝統的なデザインを基調とした家具を製造していた工場の者からすると「見た事のないデザイン」であり、まずは「作れる訳ない」が本音で次には「そんなの売れる訳ない」と来たのだと思うと語ってくれました。実際に作るのは大変だったそうです。「CH24は機械加工を大いに取り入れ、簡単に作れ、工数を減らす事で安く済む」と今は語られていますが、最初はそんなこと全くなかっというこです。もともとモダンな家具を作った事のない製造ラインなのです。その製造ラインの立て直しから始まり、同時に働く職人の意識改革も同時におこなわなければいけなかったといいます。

みな生き生きしています。

エリック ハンセン氏との話の中で印象的なことがありました。「人は誇り持ち生きたいと思っているし、誇りのある工員から作られる作品はきっと使い手にその誇りが伝わると思う」ということです。Wegnerの作品を製造する会社の中には「手作業が多ければ多い程いい作品ができる」と考えているところもあります。エリック ハンセン氏によると、どのように作るかじゃなくて、それを作る人がその作品を作る事に誇りを持てるかどうかが一番重要だと言ってました。それは機械化された木工加工の現場でも十分可能で、機械から作られる作品一つ一つに工員の思いが宿っていると言います。そのため、彼はどの工員に対しても誇りも持って接すると言います。「彼のもとで働く人」ということではなく、まずは1人の人として付き合い、その気持ちが商品に宿るということです。

こんな彼のもとで働く人は皆生き生きとしていました。エリック ハンセン氏。

すべてデンマーク国内で作っています。

Wegnerとの出会いがあり、そこから生まれたYチェアを始めカールハンセンン&サンが作る椅子は全てデンマーク国内の工場で生産されています。工場では300名足らずの工員達が今ではそのほとんどを機械に任せている加工工程に汗を流しています。機械化は多くなったといえでも多くの工程はまだ人の手で行わなくてはいけません。

生活者が最優先

私達がオーロップの工場におじゃました時に話をした代表からはいつも「品質」という言葉が出て来ました。今までは「ウェグナー」という名前だけで商売が成り立つ時代でしたが、これからはそれだけではなく、「ウェグナーの作品を最高の素材と腕で作るカールハンセン&サン」ということを浸透させ、さらなる飛躍を考えていらっしゃいました。素材の「材」についても、高い品質管理のもと厳選されたものだけを使用していて、もし不良が出たとしてもその材の仕入れ先を突き止めることのできるように例えばCH24の笠木を取った後ろ脚のてっぺんには仕入先ごとに決められた色がつけられています。また、以前は焼き印、そしてシールだった椅子の裏に張ってあるブランドマークには現在金属プレートが使われ、その理由は固有の個別番号が印字できるようにするためだということです。

また、日本へ出荷されるCH24は日本人の体型を考えて他国に輸出されるものよりも3cm程、座高が低くなっています。これはお客様目線に立った経営をしていくという現在の代表の考え方があるから実現したのです。日本以外のところに輸出されたものがどういう訳か日本に輸入され座高の高いままで若干お安く「並行品」としての販売がされています。カールハンセン&サンはこの「並行品」を許していません。撲滅をしたいと思っています。その理由はその「並行品」には現在のカールハンセン&サンが思い描く、「お客様目線での経営」という経営理念がまったく反映されておらず、「並行品」が市中にはびこることで、カールハンセン&サンが商品と共に伝えたいメッセージがぶれてしまい、そのブレは将来、会社の経営を揺るがしかねないという危惧があるからです。

家具製造時に使われる素材について、地球環境を犯すものはできるだけ排除する等、家具を製造する自らも地球の住人であるとの考え方のもと、真面目に家具製造に向き合っています。代表によるとほんとは「ラッカー仕上は廃止したい」とのことです。以前はラッカー仕上げ等、環境を犯す原因になる塗料を普通に使っていましたが、これからの時代は環境に悪い素材が使用されている家具というのは全く必要なくなると言っていました。

時流を読み解き、その時のユーザーが一番優先することは何なのかのかを感じ取り、そのことについて一点も曇りもなく突き進む人が現在の代表のエリック ハンセン氏だと思います。Wegnerがデザインする時に考えた手法だとか工程も、技術の進歩と共に変わって行くに違いないと思ってらっしゃいます。Wegerは生活者であったと言われます。そのためいいデザインが残せたと。商品の品質を守る事ができ、生活者の為のなることであれば、もしWegnerもエリック ハンセン氏のように、色々手法や工程を変えていると思うのです。

カールハンセン&サンが作るWegnerデザインの家具は当時と同じ手法と工程で作られるオリジナリティーを重視する方にはちょっと難しと思います。Wegnerがデザインする時に込めた作品への「生活者のため」という思いはそのままに、つねに進歩を続けるカールハンセン&サンが作る家具はとても未来志向の家具だと思います。過去をなぞりながら生きるのではなく、未来を創造しながら生きて行く皆様にはぴったりの家具ではないかと思います。こういった未来志向の会社が作るYチェアだららこそ、デザインされてから半世紀以上経った今でも世界で愛され続けているのだと思います。

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