フレームチェア＝「#800」

Kチェア、そしてロビーチェアと時を同じく60年代にカリモクから販売されたソファ「#800」（「ナンバーハッピャク」）の復刻版。

この商品、実は国内市場向けに開発されたものではなく、海外（主にアメリカ）市場向けに開発されたもの。アメリカ市場を目指し、日本人デザイナーではなくアメリカからのアメリカ人デザイナーを採用し、当時アメリカの流行になっていた「モダンデザイン」を踏襲するかたちでデザインされました。

アメリカを目指し、そしてやっとアメリカの背中が見えた60年代、豊かになりゆく日本の力を象徴するように、このソファは作られました。「日本のソファをアメリカで」、そこには当時のカリモクの社長（現会長）の特別な思いがあったといいます。

世紀が変わり、日本のものはアメリカだけには止まらず、世界各地の普段の生活に溶け込んでいます。当時のカリモクの社長が考えていたような時代はやって来たのかもしれません。ですが豊な時代になり、当時日本が何かを懸命に追いかけていた必死な姿、そしてその姿勢を支えた人々の一心な想いは影を潜めてしまったように思います。ただそれでも、多くの人はものから見える、それを作った人の熱い思いを探し求めているような気がします。そんな人達のためにと、立ち上がったのがカリモク60ブランド。そのカリモク60の思いを支えるとても大切な商品、「フレームチェア」。

地球環境持続に則した材

木部フレームに使われているのはラバトリー材（ゴムの木）。

以前まではゴムの木はゴム製造のための樹液採取が終わったら廃棄処分になっていました。そんな木をカリモクは環境保全の観点から独自の技術により圧縮加工し表面をスムーズにする技法を開発し、日本の銘木と変わりない質で家具製造に使えるようにしました。
（当時の「#800」はブナ材が使われていました。ですが価格の面、そして環境問題を考え、復刻版はラバトリー材が使われています）

肌触りのよい生地

生地は肌触りがよい、ポリエステル100％組成の生地が使われています。

【ポリエステル100%生地の特性】

Kチェアと同じ塗装色

陽に当たった時

日陰の時

置きクッションタイプ

フレームの上にクッションが置いてあるタイプです。掃除がし易く、裏表お使い頂けます。また、数層に柔らかさの違うウレタンを使用してあり座り心地を考えたカリモクならではの仕様となっています。＊座面下にはポリエステルバネが付いています。快適な座り心地を実現しています。

お手入れ方法

【張り地】
定期的に掃除機でゴミを吸い取るか、柔らかいブラシでブラッシングしてください。汚れが目立つ場合には、ぬるま湯で3〜4％位に薄めた中性洗剤に布地を浸し、固く絞って汚れを拭き取ります。その後、洗剤分をよく拭き取り、柔らかい布で乾拭きをしてください。モケット地は毛の順目方向にそって拭きます。
生地の丸洗いは絶対にお避け下さい。色落ち、縮じみの原因になり、ご使用できなくなる 可能性がございます。

【木部】
日常のお手入れは、柔らかい乾いた布で軽く拭いてください。※化学ぞうきんなどは使用しないでください。万一汚れたときは柔らかい布に中性洗剤を3〜5％位に薄めたぬるま湯で硬く絞って拭き取ってください。そのあと水拭きで洗剤液を十分拭き取り、乾拭きし、十分自然乾燥させてください。

「3年保証」

カリモクの家具は厳重なる品質管理及び、検査を経てお届けしております。取扱説明書にしたがった正常な使用状態で、万一故障した場合には カリモク保証規定により、修理をさせていただく3年保証書をお付けしています。

カリモク60について

カリモク60張り地詳細

カリモク60お手入れ方法