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ヴィンテージのNo.42と宮崎椅子のNo.42

「No.42のヴィンテージ品」と言っても、コンフォートマートが知る限る、2つのものが存在しています。2つのヴィンテージはそれぞれを対比させてやっと分かる程微妙な差です。今回、宮崎椅子製作所の作るNo.42と比べるのはそれぞれちがったヴィンテージのNo.42です。この椅子が最初にデザインされたのは1956年、そして作った会社はデンマークの「Schou Andersen Mobelfabrik」(スコウアンダーセンモベルファブリック社)です。確かではないのですが、発売されてから何度か製造会社が変わったと聞いています。そして今回紹介する2つのヴィンテージ品は恐らく、別々の製造会社で作られたと思われます。

宮崎椅子製作所曰く、彼らの作るNo.42は初期のものつまりSchou Andersenが作っていたものをサンプルとして使い作っていったといいます。それからカイ氏が宮崎椅子製作所を訪れ、ワークショップ形式で基本設計は変えずに強度の面でさらなる改良を加えたものが宮崎椅子製作所のNo.42です。

椅子は工業製品ですので、同じものであるなら製造技術が進歩した現在に作られるものの方がよりいいものであることは明白です。「強度面も全てオリジナルのまま」、こんな商品つくりはありえません。60年前よりもさらにいいものとなったNo.42。ヴィンテージと比べて、その違いをご理解頂けたらと思います。

佇まい











それぞれ下の2つのNo.42が製造年代の違うヴィンテージ品です。じっくり見ると、どことなく違いが分かって来ませんか?左側のヴィンテージ品に比べ、宮崎椅子のNo.42は若干シャープな佇まい。そして右側のヴィンテージ品と比べると少しだけ「ポッチャリ」している感じがしませんか?恐らく、ヴィンテージ品の右側のものがSchou Andersen社製のもので、このNo.42をベースに新しいNo.42を復刻させたのではないかと思います。

アームのデザイン

上から覗き込むと明らかに違うことが分かります。



一番左が宮崎椅子のNO.42、そしてその次(中央)がSchou Andersen社製と思われるもの、そして右側はヴィンテージで製造会社が違うものです。右、そして中央は酷似していますが、最後のヴィンテージ品はまるで違う商品のように丸びを帯びています。

ジョイント部分

上から覗き込むと明らかに違うことが分かります。



前脚とストレッチャー部分(座面下の後脚と前脚をつなぐ部品)のジョイント部分。この箇所、宮崎椅子のNo.42、ヴィンテージ品、共に組み方法は同じで「ダボ組」です。ダボだけだと強度不足ですので、接着剤と併用します。接着材はのり面があればあるほど強度が上がります。宮崎椅子のNo.42は他のヴィンテージ品と比べ少しですが、のり面が大きく取ってあります。この「少し」が強度上では大きな差となります。このように随所に宮崎椅子が作るNo.42には改良が施されています。

アーム横の木栓



上が宮崎椅子のNo.42、下がヴィンテージ品。背もたれがピボットによって前後に傾斜します。そのピボットを取り付けてあるネジの穴を塞ぐのが「木栓」という部品。宮崎椅子の方は真っ直ぐに削られ、ヴィンテージのものは先端が丸く形取られたものが使われています。これだけで、宮崎椅子のNo.42の方が「シャープ」なイメージな仕上がりとなります。

座面の取り外し



左の宮崎椅子のNo.42の座面はネジによってフレームに完全に取り付けられています。ですが。右側のヴィンテージ品は座面は簡単に取り外しができる形となっています。それは、昔ヴィンテージ品については、海外輸出を考えて少しでも安く運送コストを抑えるために軽くしたということ、そして座面についてはその輸出された国でも簡単に製造ができ、その国に合った張り地を張れるようにとの計らいだったと聞いています。

背面可動強度



背面が傾斜する仕組みは、ピボットとしてネジがアームに取り付けられ、そのピボットを基点として背面が前後に傾斜する仕組みです。また背面横に出ている鉄棒がアームの内側にある穴に収められ穴の直径だけ傾斜するのです。宮崎椅子のNo.42にはこの部分に金属を採用しています。木の穴だけだと、鉄が当る衝撃で木が割れてしまうことがあるのです。カイ氏自身もこのことを懸念していて、復刻にあたりこの部分に改善点についてお喜びになったといいます。

ほどこし



アーム横の木栓を開けると、宮崎椅子のNo.42にはピボットのボルトの上に「クロス」が敷いてあります。それに比べヴィンテージ品は木栓とボルトヘッドとの間には何も存在していません。敷いてあるクロスは木栓をする際に木栓に使用する接着剤がボルトヘッドに付かないようにとの「施し」です。海外製品では考えられない日本のものつくりに対する丁寧さが感じられます。

縫い



背もたれの前面の生地と背面の生地をつなぐ手法も宮崎椅子のNo.42とヴィンテージのNo.42は違っています。宮崎椅子はのNo.42は強固な接着剤とめ、それにくらべヴィンテージ品は手縫いで前後の布をつないでいます。(左が宮崎椅子製品、右がヴィンテージ製品)。

背面ウレタン内構造



背面には金属部品取り付けられています。これは、背面をフレームに固定させるため、そしてNo.42の特徴である「可動傾斜」を可能にするために必要なのです。左が宮崎椅子、右がヴィンテージ、共に使われている部品はほぼ同じです。

材厚



背面の裏側をめくると、中にある部品は宮崎椅子のNo.42、ヴィンテージのもの、共にほぼ同じものが使われています(ヴィンテージの部品の取り付けは「マイナスネジ」です。電動工具がない時代のネジのほとんどはこのマイナスネジが使われています)。そしてこの金属部品が取り付けられている背面の材の厚さが違います。宮崎椅子のものは12mm、ヴィンテージのものは10mmです(左側が宮崎椅子のNo.42、そして右側がヴィンテージのNo.42)。

その他

その他、座面の底に使われている素材が宮崎椅子のNo.42の場合は「ダイメトロール」という弾力のあるメッシュ素材でヴィンテージはゴム製のウェビングテープテープであったり、色々な箇所で改善が施されています。そして、最後に宮崎椅子のNo42には必ず以下のエンブレムが座面下に取り付けられています。これは、ヴィンテージの品と宮崎椅子のものを区別するためにつけらています。宮崎椅子のNo.42は今、日本にとどまらず、世界に輸出されています。世界的に将来残っていくNo.42は、宮崎椅子のものとヴィンテージのものとが混在することになります。このエンブレムはお使いの方にその違いが視覚的にはっきり判別できるようにとの意味が含まれています。



宮崎椅子製作所のNo.42、そしてヴィンテージのNo.42、デザインをしたのはカイ・クリスチャンセンです。共に、カイ氏と共同でいいもの作ろうとしたに違いありません。「ヴィンテージのものが悪くて、宮崎椅子のものがよい」なんていう議論は無意味だと思います。ヴィンテージのNo.42は当時、出来うる限りの技術を使いいいものを作ったのだと思います。今から50年も前です。椅子は工業製品ですので、作る技術が進歩する現在において作られる方がいいに決まっています。50年前も今も、共通していることはと共に一生懸命にいい椅子を作ったということです。

お客様には、宮崎椅子製作所のものと、ヴィンテージのもの、それぞれの違いをご理解頂いて、お使いになる環境の中で最適な1脚をお選び頂けたらと思います。

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