【商品説明】

【修理／修復前予約商品】【北欧家具】【送料無料】3段スモールチェスト

修理／修復前の3段のスモールチェストです。表示価格はお内金です。商品代金は税別55,000円。お届けはご注文を頂戴してから1.5ヶ月程。その1.5ヶ月後、びっくりする程の素敵な状態にしてお渡し致します。ご期待下さい。表示価格は「お内金」。商品価格の10%です。商品完成時に完成写真をご覧いただきます。思った通り、あるいはそれ以上の場合はそのままご注文ということで、残金のお支払いをお願い致します。「思っていた感じとは違う！」でしたら、もちろんキャンセル下さい。お預かり致しますお内金はそのままお返し致します。お返し方法、お内金のお支払いがクレジットカード払いの場合はできるだけクレジットカードでのご返金をさせて頂きたいと思っております。ですが、お使いのクレジットカード会社によりましては「期間が経ってからの返金は不可！」となっているところもあります。その場合、お振込にてご返金を致します（その際、ご面倒でございますが、ご返金口座の詳細をお知らせ下さいませ）。残金のお支払いはクレジットカード、お振込どちでも構いません。デザインとサイズ、そして機能的な部分（この家具なら「開く引き出しが3段」）が理由でのキャンセルはお控え下さい。キャンセル理由は「なんとなく期待していた色と違う」等の「修理／修復具合」にお留め下さい。

ご予約をお待ちしている間に、「この子」の修理／修復の順番が回ってくるかもしれません。その時は普通に修理／修復を進めます。そして修理／修復をした状態のお写真に差し替え、「予約受付中！」なんて何もなかったように普通の商品紹介に変更致します。修理／修復途中の「経過写真」も載っけられたらいいなと思っています。

オンラインの情報がしっかりしているので、ご来店されたお客様からの「実店舗があるなんて思ってなかった」との言葉はほぼ毎日です。そんなご来店頂くお客様とお話をしている間に出てくる言葉をピックアップしてたまに書き留めます。ノートにあるワードを眺めてみると面白い。中には「この家具は私に似合うでしょうか？」ってのもある。お洋服とは違う家具。でも当店でお買い求め頂く方の中には家具をお洋服のように毎日着るもののようにお考えの方も多い。服、「寒いから羽織る」「暑いから涼しいもの」なんて機能的な部分を超えた部分で私たちと関わり合いを持っているのが現代の洋服事情。「かわいい」「色がいいい」「形がいい」「憧れのあの人が着ていた」「あのブランドのメッセージに共感」など。こういった意味では私たちがお届けしている家具もその範疇に入るかもしれない。そう考えると、さっきのお客様の言葉も強ち間違っていないなと納得。でも、大きく違う部分がある。それは「期間」。つまり、お洋服と違い、家具はシーズンが終わったら押入れになんてことができない。趣味嗜好や流行、そしてお付き合いしている人が変わったら、「新しいものにチェンジ！」なんてことは家具はできない。いや、中には「家具チェンジ」を気軽にできる人や、それを推奨しているお店や人もいる。それでも、やっぱりお洋服と同程度の頻度でのチェンジはきつい。

「ずっと持つものなのだ」

家具はこうした属性のものだとしっかり頭に据えて、私たちはお客様に接しないといけないと思う。大手家具量販店の勢いは様々なメディアで報道されている通り。でも家具業界全体の市場規模は1991年をピークに右肩下り。あの時の半分にも満たない。これからの世相を考えると、家具業界が盛り上がるなんてことは決してない。以前は先進国ならどこでも開催されていた家具見本市もどんどん少なくなり、現在では年に一度、春に開催されるイタリアミラノである「ミラノサローネ」が世界で唯一の大きなものとして注目を浴びているだけ。こんな家具業界ですが、新作はどんどん出てきます。ただ、その出てくる家具のほとんどは「脚もの」と言われるダイニングチェアやソファ、そしてテーブルばかり。収納はもう売れない時代なんです。「収納が必要なくなった？」。そんなことはないんです。市場規模が縮小している中でも私自身も含め、収納家具が必要な場面は多々です。そう思いませんか？

家具はずっと持つものだから趣味嗜好や流行で左右されるものは避けたい。こう思うのは当たり前。だから「この家具は私に似合うでしょうか？」との言葉になる。でも、いいもの（合うもの）がない。そうじゃないでしょか。形、色、そして素材など、なんとなく「いいのかしら」と思わせてくれるのはあるにはありますよね。その家具を実際に手に取った時の印象はいかがでしょうか。当店のホームページをご覧頂いている方々にとっては「何か、ちょっと違ううゾ」って思っている方、多いのでは。私の個人的な感想で大変恐縮ですが、そんな「ちょっと違うゾ」と思ってしまう人達にとって、北欧からの古い家具は救世主ではないかと思っているんです。北欧ヴィンテージの家具、スタイルが古くならない。てか、もう古いですから。「一周回って、はい」みたいな感じ。50年代、そして60年代、世界的に収納家具は大流行り。デンマークという国はもともと人口が少なく、国内需要だけでご飯を食べていけるだけの経済規模がない。だから、最初は国内需要を目指したデンマーク家具業界ですが、すぐに世界市場を目指すことに切り替わります。Wegnerだって、流行を作ったのはアメリカ。世界を目指すからにはちゃんとしたものをつくらないと。あの貧しい国、デンマークが必死で作ったのがあの時の家具です。貧しい国だから加工機械も限られてた。あの頃の家具に手加工が多いのは偶然ではなく必然です。「精一杯の力で作ったスタイルが衰えない家具」。こんな言葉がデンマークの家具には似合います。現在の最新技術では作られていませんので、精度や耐久性は現在ある同価格のものと比べると劣るところが多いのは事実。でも、そのことを越えるだけの「普遍性」を持ち合わせているが北欧のヴィンテージ家具。

もちろん、あの頃のデンマークの家具が全ていいものなんて保証はどこにもありません。また、もうすでに50年以上も前の家具ですから、相当ガタ来ていると考えるのが当たり前。表面は汚れ、そして傷がある。所々チップもあり、引き出しなんて「ぎしぎし」言って開かないことも多々。皆さん気になる「がたつき」、当然あります。相当いい状態のものを見つけたとしても、そままの状態で販売できるものなんて一つもない。いい普遍的な雰囲気なものを選ぶ。これは私たちの目を信じて下さい。選んだものを、私たちの精一杯の力でもとあった状態に戻してあげる修理／修復作業は当時その家具を精一杯の力でつくったデンマーク人への尊敬の念から。その私たちの念が家具に宿り、次のオーナーに引き継がれていけば素敵だと思っています。そして、その家具が皆さんと一緒に生活し、少しでも生活を豊かにするものであれば、その家具を作ったデンマーク人、そしてそれを修理／修復している私たちにとっとはこの上ない喜びです。

この3段チェスト、引き出しの内寸はどれも「w550 x d254 x h55mm」。オーソドックスな綺麗な長方形。取手は無垢削り出しのチーク材。傷、チップ、ガタつき、全て調整します。引き出しの出し入れは、いつも通りにスムーズになります。天板に何か水気のものを置く予定があるなら、以前にお知らせを。天板だけ「ウレタンつや消し塗装」はサービスでさせて頂きます。ただ、事前にお教え頂いた場合のみ。オイル仕上げをした後での仕様変更は不可。ご予約前に何か質問があれば、お気軽に。