【北欧ヴィンテージ】Artek 401 アルヴァ・アアルトデザイン(木部お手入れ、張替済)
Photo by Anssi JokirantaこのArtek 401が生まれたフィンランドの国土は33.8万平方キロメートル。その国土の75%は森林、そして10%が湖に覆われています。人口は560万人。フィンランドよりも少し大きな日本ですが、フィンランドと同程度、国土の多くは森林や川や湖に覆われています。ただ、人口は日本の方がよっぽど多く、なんとなく北海道の人口がフィンランド全土に散らばって住んでいると想像すればそのサイズ感が掴めるかもしれません。
国土を覆う75%の森林のうち99%を占めるのはヨーロッパアカマツ、ヨーロッパトウヒ、そしてバーチ(白樺)のたった3種類。この3種類の木を頂点とした森の生物多様性が驚くほど高かったフィンランド、でも今、経済優先の森林管理の影響から生物多様性は低くなり、その影響が懸念され始めもう何年も経っています。
Photo by Anssi Jokiranta天然資源が限られるフィンランドが唯一頼る天然資源は豊富にある木。その木は生活の糧を得る大切な資源として、ずっと昔から伐採され続けています。現在に至っても、GDPの15%程をも木を材料とした商品から得ているフィンランド。その割合がたった1%未満の日本とは大きな違いがあります。人口が多い日本の付加価値の高い工業製品へのシフトとは違う歩を進めた人口の少ないフィンランド。以前はノキア(Nokia)で携帯電話シェア世界1位獲得などありましたが、現在の経済構造は以前と変わらず、林業が中心となっています。
Photo by Anssi Jokirantaこれからのフィンランドも、現在のところはその収入源の多くは森林資源に頼らざるをえない状況で、その整備が急務となっています。
ただ、急務となっている森林環境の整備への研究調査は進むものの、この間に進む経済本位の伐採によって、フィンランドの森林環境は悪化の一途を辿っています。
Photo by Anssi Jokirantaフィンランドの林業の中心はパルプ生産(紙の原料)。そして木の細胞の細胞壁を原料として作られるヴィスコースと言われる生成品。
ヴィスコースは多くのところで使われ、北欧家具を取り扱う当店にとって、一番身近なヴィスコースと言えば、Kvadrat社のロングセラー商品「Hallingdal 65」の組成。Hallingdal 65はウール70%、そしてヴィスコースが30%です。その他の場面でも、現代社会の生活で欠かせない素材に多くにフィンランドからの木由来の素材が使われています。
Photo by Anssi Jokirantaフィンランド産の素材を生活資材の多くの材料として使う、世界、そして日本にいる私たち。フィンランドが抱える森の持続可能問題は私たちにとって「対岸の火事」という訳にはいかないのです。

これだけ世界経済が繋がった現代、小さなさざ波程度の私たち一人一人が行う生産行動、そして消費行動は、大きなうねりとなり、世界問題へと発展しかねない時代です。
私たち自身が抱える様々な場面での持続可能化問題。その問題はフィンランドだけでなく、世界の隅々にまで影響を及ぼします。
こんな時代の中、コンフォートマートのような小さな家具店の経済活動にも大きな責任が伴うと考えています。その責任を果たすため、正しい素材でそして正しい生産体制で、長く使えることを主眼におきデザインされ、また壊れたら修理して繰り返し使いたくなるような家具だけを身の丈にあった規模で販売していくことがとっても重要だと思い毎日お仕事をさせて頂いています。また、お持ち込み頂く家具の修理をすることで、一つでも多くの家具のライフサイクルを伸ばしたいとも考えています。
ただ、どれだけ深く考えてお仕事をさせて頂いたとしても、天然資源を使い行われる経済活動を続けている以上、その規模は抑えられても地球環境へのマイナスのインパクトをゼロにすることは出来ないのです。それでも、経済生活を無視出来ない現代社会の中でどういったことが出来るのか、日々悩み苦しみながらお仕事を進めています。
また生活必需品である家具は、地球環境へのネガティブなインパクトをゼロに出来ないからと、この世からなくなることはありません。
人口減と共に、また趣向の細分化によって減る家具需要です。でも、人がいる限りその需要がゼロになることはありません。ただ、ゼロに近づくにつれ、地球環境へのネガティブなインパクトは軽減していくはずです。
また、何年もそして何十年も使え買い替えが進まない耐久消費財である家具の需要は右肩下がりであるはずです。しかし、実際には何度も買い替えがされ、相当減るはずの需要はそれ程落ちていません。おかしいと思いませんか。
減るはずの需要に争わず、それなりの振る舞いをすることが持続可能な経済を構築する基本となるような気がしてるんです。
買い替えが進まない、ずっと使えるものだけで成り立つ生活のお手伝いをすることが今出来るコンフォートマートの社会貢献だと思っています。

ここでご紹介するArtek 401、完全に修理、修復、そして張替も済んでいます。
地球環境へのインパクトを短期間に絞って見た時、資材を使わない、「オリジナルのまま」お使い頂いた方が有利であることは間違いありません。
塗装もそのまま、そして張地もそのままでお使い頂いた方が、修理/修復/張替をしなくて済むため天然資源の追加投入することなしで次に受け渡すことができ、地球環境へのインパクトは抑えられます。
でも例えばこのArtek 401の木部の古い塗装は「剥離材」という石油から作られる化学製品を使い剥がし、地球へのマイナスのインパクトを高めています。
また、張地やクッション素材も張替ることなく流用した方が、地球へのマイナスのインパクトは抑えられます。でも、このArtek 401は新しい張地、そしてクッション素材を使い、張替がされています。
私たちの見ているのは使われる期間です。
車に例えると、20年というスパンを想定した場合、1台の車を20年使うのか、或いは5年に一度買い替え、4台の車を使うのか、燃費向上を加味しても、車の製造からの地球環境のインパクトを考えれば、1台の車を20年乗り続けた方が確実に地球環境へのマイナスのインパクトは減らせるはずです。
また、車などと違い、品質性能においてすでに出尽くしている家具において、特にデザインされもう何十年も経っているArtek 401の様なずっと世の中に存在している家具において、これから先、品質面において飛躍的な向上はないと考えても間違いではないと考えます。
こんな家具だから、「修理/修復/張替をしない個体、そして完全に修理/修復/張替をした個体、どちらの方がより長く使って頂けるだろうか?」と自問自答します。
この答え、実はお使い頂くお客様次第なのです。オリジナルの状態でも修理/修復/張替をした個体と同程度長くお使い頂く方々もいらっしゃいます。また、修理/修復/張替をした個体でも、すぐに商品寿命を迎えてしまうような使い方をする方々もいらっしゃいます。
私たちが修理/修復/張替を進める家具、その家具は「修理/修復/張替をした家具ならばより長く使って頂けるお客様」を想定した個体なのです。
つまり、このArtek 401について「そのままの状態でいい」と考える方々でなく、「綺麗な状態なものであれば、より長く使う」と考える方々のために修理/修復/張替をしています。
「オリジナルの状態」ではなく、「長く使うためには修理/修復/張替は必要だ」とお考えになる皆様、是非、このArtek 401をご検討下さい。

塗装剥離が終わり、乾燥させて、研磨にて素地調整を徹底的に行います。

ラッカー塗料を使い、丁寧に再塗装です。この間の電気は天然資源からの発電、そして使う資材は石油から作られる化学製品。オリジナルのまま使って頂く場合に比べ、この時の環境へのインパクトは何倍にも膨らみます。
ただ、これも「長く使って頂き」、そのインパクトを相殺させる確固たる目標のもと進めます。私たちのお渡しする家具は長く使って頂かないとその目的を達成出来ないのです。その目的達成のため、丁寧にそして丁寧にお仕事を進めます。

今回張替で使用した張地はニュージーランド産のウールを使い、スコットランドで織られる、ブークレ素材の生地です。
ウールは化繊と比べ、製造時において地球へのインパクトが大きのです。羊を育て、そして毛を刈り取り、糸にするまでの工程は石油から作られる化繊よりも地球環境へのインパクトが大きいとは簡単に想像出来ます。
それでも、ウールを使う理由は以下の4つです。
- 焼却した場合の炭素発生量が少ない。また焼却時に高温にならず、焼却炉の製品寿命を伸ばせる。
- もし仮に土壌に廃棄されたとしたら、微生物により自然に害のない物質へと完全に分解される。
- 経験上、化繊よりウールの方が商品寿命が長いことが分かっている。
- 汚れが付きにくく、汚れからの張替ニーズが起こりにくい。
上記の理由において、ウールに優る化繊が存在するかもしれません。ただ、現時点ある私たちの情報ではウールに優る化繊は存在していなと考えています。また、もし化繊にそういった素材が存在しているのなら、ウール素材は全て化繊に取って代わられ、ウールは「過去の素材」としてこの世から消えているはずです。現在でも、ウールが存在し、そして世界で使い続けられている事実は「ウールの方が優れている」という証拠なのではないかと考えています。

こうして完成したArtek 401は現在Artekから販売される新品の401と同様、座る方に最高のパーソナルスペースを提供します。

座り、肩に力を入れず肘を置ける場所にぴったりとアームがあり、また、もたれの上部、頭と顔を少しだけ覆うようなデザインは小さなサイズにもかかわらず、安心のパーソナル空間を提供してくれ、日常の喧騒の中でもほっと一息つける最高の空間を演出します。

十分な大きながあるArtek 401ですが、女性1人で移動ができ、模様替にストレスを感じることはないかと思います。

| サイズ | W630 x D805 x H960 x SH415 (mm) |
|---|---|
| デザイナー | Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト) |
| 材(木部】 | バーチ材 |
| ブランド | Artek |
| オリジナル/現行 | ヴィンテージ品(年代不詳) |
| 張地 | ウールブークレ(65,000マーチンデール) |
| 木部仕上 | ラッカー仕上 |
送料
送料は別途頂戴しております。お部屋までの搬入設置込みの便を使わせて頂き、送料はお届け先によりまして自動で計算がされます。お届けまでに10日程頂戴する場合がございます。また、お届けに地域によりまして、運送会社の規定に より到着時間帯の指定ができない場合がございます。予めご了承下さいませ。お届け前にご在宅確認でドライバーから頂戴する電話番号に連絡が入る事となっております
在庫切れ
ご注文のタイミングによりましては、在庫切れの場合がございます。予めご了承下さいませ。
実際の商品との差異
このお品はヴィンテージ品となりますので、木部には当時の新品にはないような経年使用による小傷、カケ、色あせなどが必ずございます。この点御注文を頂く前に必ずご理解下さいませ。また、お客様のコンピューター環境によっては、色が違って見えることもございます。座った際に張地と木フレーム、そして座面裏のラバーテープなどの素材が擦れ、音がする場合がございます。これは不良ではなく、もともとの商品特性としてご理解下さいませ。十分に考慮した上でご検討下さいませ。
キャンセル不可
お客様都合のご注文のキャンセルは不可となっております。
代引決済不可商品
宅急便でお送り出来るサイズではなく、代引きでのお支払いをご選択頂けません。
商品確認
商品が到着してすぐに商品の確認をお願いします。商品到着後日のご連絡の場合、ご対応をお断りする場合がございますこと予めご了承下さいませ。
不良や不具合
商品は発送前に全て1点1点、丁寧に検品しております。到着してすぐの不良や不具合がございます場合、運送上のトラブルが原因の場合が多々ございます。その場合、運送保険でのご対応で運送会社からの指示を仰ぎながら、迅速にご対応をさせて頂きます。
商品保証
お届けから1年間、通常のご利用により破損が生じました場合には送料も含め、当店の費用にて修理/修復をさせていただきます。不具合が生じましたら、まずご連絡を入れて頂き、不具合箇所の画像、或いは動画を送り下さい。折り返しご連絡をさせて頂き、不具合が発生した状況などの詳しいことをお尋ね致します。その結果、当店の瑕疵責任と決定しました場合には配送のお手配など迅速にお手配をさせて頂きます。当店の瑕疵責任とならない場合や、不具合発生がお届けから1年後の場合など、有料となってしまいますが、丁寧にご対応をさせて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。















































































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