Artek x Marimekko collection


ArtekとMarimekko、共にフィンランドで最も支持され影響力があるこのデザインブランドが始めて公に協働。ブランド史上、稀にみるコラボレーション。Artekが持つ高い木工技術を使いアアルトデザインの家具にMarimekkoの創業から変わらないフィンランドの自然に起源するデザインを投影させた最初で、そして最後の偉業。Artekの90周年を最高に彩る特別仕様として発売です。2025年12月31日までの限定発売となります。

この2つのブランドが持つ地球環境の中で生きる多くの生物の一つとしての「人」の振る舞いを冷静に、そして詩的に解釈し、自然の摂理に沿った創造性をそれぞれの得意の素材に投影させることに卓越した2ブランドの独創深いコラボレーションです。

控えめでありながら、妙技がつまった商品開発を是とする両ブランドの共通性。そして、Marimekkoのデザイン性に感じる「晩秋の紅葉」、「オーロラの色合い」、そして「木立ちに垣間見える野原」など、フィンランドの自然との共存はArtekの創業者の一人、アルヴァ・アアルトにとっても創造性の源。フィンランドが持つ豊かな自然環境がファブリック、そして家具へとキャンパスを変えながらも、世界に誇れるものだと証明した両ブランドの功績は今なをフィンランド人の誇りとして語り継がれています。


Marimekkoの創業者、アルミ・ラティア、そしてArtekのアルヴァ・アアルト。
アルヴァ・アアルトに対して出したある手紙で「フィンランドで、そして世界で活躍する貴方をとても誇り思っています。」と綴ったMarimekkoの創業者であるアルミ・ラティア。Marimekkoブランドを成功に導く偉業を成し遂げたアルミ・ラティアのプライドの高さは想像に難しくありません。その彼女がアルヴァ・アアルトだけに発した、それも本人に対して直接発したこの言葉の訳、それはフィンランド人であることがデザイン活動の源泉であると語り続けたアルヴァ・アアルトへの同情であり、そして彼女自身が歩んで来た多くの軌跡と重なり共鳴するところがあったからに違いありません。
Artekの90周年を記念に発売されるMarimekkoとArtekのコラボレーション。ただ単に「有名な2ブランドが協働した」という意味だけでなく、アルミ・ラティア、そしてアルヴァ・アアルトが目指した「フィンランドのプライド」を成し遂げようとした軌跡を感じ取ってもらう大きな機会でもあるのです。
軌跡を辿る協働に相応しい両ブランドが選んだデザイン、Artekは「スツール60」、「テーブル90D」、そして「ベンチ153B」、Marimekkoは「Seireeni(セイリーニ)」、「Kivet(キヴェット)」、そして「Lokki(ロッキ)」。どれも発売から長年愛される普遍的なデザイン。


マイヤ・イソラ
世界の旅からのインスピレーションがMarimekkoのデザイナー、マイヤ・イソラのデザイン起源。Artekの創業者の一人、アルヴァ・アアルトの妻であるデザイナーのアイノ・アアルトも同じ感性の持ち主。旅する世界に広がる自然から感じるインスピレーションを布やガラス、そして織物に表現。自然からのインスピレーションを大切にする感性。この感性は今のArtekデザインフィロソフィーとして語られるArtekがArtekとして成る大切な感性です。
Lokki(ロッキ)は窓際からカーテン越しに透き通る夏の日差し。マイヤ・イソラが自身の庭で見つけた石ころの姿がKivet(キヴェット)。そしてギリシャでの水の動きに魅せられた「Seireeni(セイリーニ)」。

マイヤ・イソラ
「工業製品だからといって無機的でなければならないなんてルールはないわ」と言ったマイヤ・イソラ。有機的な自然との共鳴こそが工業デザインの根源であるべきだと考えたのは彼女だけでなく、アルヴァ・アアルトも同じ。1920年代から1930年代に曲木技術を使い、有機さをデザインに求め続けた彼の奮闘は誰もが知るところです。自然に共鳴するこの大切さを熟知した2人のデザインが今回協働したことは偶然ではありません。必然の賜物。
いつも色彩が伴うマイヤ・イソラデザインですが、今回はそのデザインをバーチ材の単材で表現。色彩はあえて自然光で表現しています。木は木目方向によって反射する光のスペクトラムが違うもの。この反射で変わる光スペクトラムをマイヤ・イソラのデザインの中でお感じ頂けます。ただ単に見る角度に伴う材の光の濃淡の変化にとどまらず、その変化に潜むマイヤ・イソラとアルヴァ・アアルトがデザインに望んだ自然の有機さをお感じ頂けます。

デザインに遊び心がたっぷりと感じられるMarimekko、そしてArtek。この価値観に魅せられた世界中の人々から支持される両ブランド。戦争が終わり、経済が発展する中で装飾的な要素が削られた機能的なものが望まれた1950年代。そんな厳しい工業化の中でも人々は遊び心を忘れなかった。工業化が進む中、自然からのインスピレーションから生まれる有機的な遊び心があるデザインは人々の心を鷲掴みにしました。人々を鷲掴みにしたデザインフィロソフィーは今なお両ブランドに生き続け、さらに多くの人の心を魅了し続けています。

こちらの商品、国内在庫に用意がなく、すべてフィンランドからの
お取り寄せとなってしまいます。ご注文からお届けまで6ヶ月程。せっかくの商品なのにこんなにお待ち頂くことが申し訳なく、こちらのArtek x Marimekkoのスツール60をお買い求め頂いた皆様にコンフォートマートオリジナルで作ったMarimekko Kivetのスツール60用シートパットを差し上げます。
Marimekkoは現在、椅子生地生産しておらず、以前に発売されたデッドストックの椅子生地を使っての製作となりますことから、申し訳ございませんが、数に限りがございます。限定数は30枚となります。先着順とさせて頂き、なくなり次第このプレゼントは終了となりますので予めご了承下さい。

